昨日、久方ぶりに姫に会いに行ってまいりました。

ミズナラの林を抜け

林道を歩き…

シラビソの急な坂を上がる。

目の前に広がる景色に一息つけば、そこからは痩せた稜線を行く。

足元の真っ赤に色づいたクロマメノキの鮮やかさや、

未だ残る初雪の名残、

狂い咲きのイワカガミにふと足を止める。
:
姫!今よりベー太が御前に参りますぞ!


ご無沙汰を致しておりました。
本日もご機嫌麗しく…お変わりなきようで誠に嬉しゅう存じます。
名残は惜しゅう御座いますが、ベー太はもはや帰らねばなりませぬ…
いずれまた、御前に参りますれば此度はこれにて。
姫の御許にて身を休むる場所も

乾きし喉を潤す場所も

異常は御座いませんでした。

再び林道に戻れば、短き逢瀬の時も終り。
厳しくも美しき女峰の田心姫よ、その麗しき身を汚す輩、僅かでは御座いましたが退治いたしました。

湯元住まいの人間が、気ままに歩いた記録を主観≒100%で再び垂れ流しているブログ