色々用があって久々に東京に出てみた。
丁度都合が取れたので、昨夜は、以前コンサートをお願いした西澤沙苗さんのライブへ。
自前のイベントだとカメラマンになってしまって、ちゃんと聞けないんだよね。
どんな声でどんな歌を歌うかは知っていたけど、こんな風に歌うのを知らなかった。
行って良かった♪
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その時気付いたのだけれど、東京では星が見えない。
知っていたけど、知らなかった。
多分、生まれてから一度も東京を出なければ、夜空に星がある事を知らずに過ごすのだろう。
もう、ご飯食べたよね?
今日のメニューは何だった??
焼き鮭? 唐揚げ? 分厚いステーキ?
じゃあ、さ。
それの材料は知っている?
馬鹿にするなって?
鮭。鶏。牛。
じゃあ、さ。
それがどうやって【肉】にされるかは知っている?
オイラ、多少は獣捌くから知っていたつもりだったんだ。
そのつもりで子供達に話もしていたし。
でも知らなかった。
確かに日々消費される量を考えれば予測は出来たはずなんだけど。
まるで部品。
掃除機のようなもので集められる鶏。
瞬きする程の間に捌かれる鮭。
チェーンソーの様な物で開かれる牛。
その作業をしながら携帯で話す人。
淡々と日常の一コマとして過ぎる様々なシーン。
食事は命を食べる事と知りながら、知らなかった事。
なんでこんな事を考えているかと言うと、すんごい久々に映画を見たのさ。
もし機会があれば、一度見てみると良いかも。
ナレーションは一切ない。
ただ淡々と映像が流れて行くだけ。
でもだからこそ、色々感じる事がありそう。
東京の星空の様に、意識しなければ気付きもしない。
でも知らないからって存在しない事にはならない事。
そんな事って、かなり大事な事だと思うんだ。
(07/12/07 23:17 モブログ投稿 12/08 リンク追加)