石碑には【辨天 大日 不動】の銘と
寄進者と見られる【木挽町 大阪屋半次郎】【京橋 近江屋三右衛門】【竜門寺 慧忍】の文字。
今から400年ほど前に寄進されたものの様で、本来この石碑は滝壺付近に立地していた。
:
実は、昔は霧降滝って下に下りられました。
かの葛飾北斎も、諸国滝廻りの8枚のうちの一枚に選ぶほどの観光名所。
何故かと言えば、一つには国立公園特別保護地区であり、
一つには危険であるため。
今回は地権者の許可を得て、特別に滝壺へと行くことが出来たので、チョコっとだけどんな場所かを公開。
でも、今回の目的地はここではなくて…
こんなに立派な石仏があるのです。
殆どの人の記憶から忘れ去られた石仏たち。
当時の人たちが、何を思いこの地に仏を据えたのか…
東北大震災の復興に関わるチーム日光。
この度の地震・津波の後、先人たちの思いを込めた石碑や口伝が報道されたことを覚えている方もいらっしゃるでしょう。
こうした失われつつある記憶に光を当てることで見えるものもあるのかも知れない。
そんな風に感じます。
:
午後は、霧降のチロリン村に移動。
現地にはなかなか入れないオイラだけれど、
チーム日光では、ボランティアスタッフや資材の提供など、皆様のご協力をお待ちしています。
12月には再び現地入りするそうです。
:
:
オマケ。