さて、昨日の戦場ヶ原のツキノグマ、オイラとしては念願叶っての採食シーンが観察できました♪
皆がみんな見られるわけでは無いので、どんな感じだったかをレポート。
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オイラが情報を貰ったのは、赤沼のお茶屋さん。
いつも通りに顔を出したら、「なんか、今もいるってさ。」
スーツ姿のまま、おっとりカメラで現場へ急行![E:camera][E:dash][E:dash]
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着いたのは12時をやや過ぎたあたり。
先客に、「今は木の上にいますよ。」と言われ、しばし待機。
オイラが視認したのは、木から降りてきた後。
時間軸と画像を簡単に紹介。
笹原をガサガサ動き回る。
ミヤコザサから肩付近が出ていたから、体高70~80cmくらい?
成獣だよね。
倒木の上でお昼寝。
このだらしない寝姿ww
12:55頃~13:30頃
笹薮をガサガサ移動し、木に登る。
姿は見えないが、木をへし折る音が響く。
この後、しばらく対象の木を見続けるが、視認も出来ず、音も聞こえなくなり、ロスト。
やや下流、博物館ブログにある木と思われる場所に出現。
月の輪もバッチリ[E:scissors]
同じ木の半ばから上を登って降りてを繰り返し、15:05に木から降りて笹薮へ。
ここで暫くロスト。
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15:08~11
湯川水中にいるツキノワグマを確認。
15:12~20
再度対岸に上陸し、笹薮を移動、立木に体を擦りつけ、ミズナラの木に登り、降り、別の木に登る。
音も姿も確認出来なくなったので、観察終了。
付近にいた人達に、5分程クマの説明をして、現場を離れる。
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さて、ここからは真面目な話。
まずは、FBにアップした動画を2本。
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見てきた?
特に2の方の音声に注意。
クマ鈴の音と観光客の賑やかな歓声とが入っているのが分かると思う。
まず、この場所はどこか。
ここにいた。
オイラが動画2を撮っていたのが、まさにこの場所。
観光客はオイラから離れて、クマの正面に10人くらい?
こんな感じに。
でも、クマがクマよけ鈴に反応している気配はない。
それより遥かに大きな観光客の歓声。
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この後、ツキノワグマは木を降りて、川に移動したわけだが…
中央赤丸がクマのいた場所。
(赤いラインは再上陸した動き、青いラインはロストしている間のクマを予測した動き)
ここでも観光客は動画2の様に賑やかに撮影をしていて…
さすがに見かねて、冒頭からいた先客はカウンタースプレーを取り出し、オイラは退避を促し。
でも、立ち去った人は僅か。
対岸にいたはずのツキノワグマが湯川の中にいて、15m程の距離で正対。
【木道側に移動をしようとしていた】という可能性が考えられるんだけど…
しかも、距離15m程。
人間でさえ10秒もあれば届く距離。いわんやツキノワグマをや。
相手はブラウン管の中にいる訳でもなければ、彼我を遮る金網もない。
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昨日の記事に書いたお母さんの発言。
「こっちに来ない保証は無いんでしょう?なんでみんな平気で見てるの?」
答えは、【危機感の欠如、または麻痺。】
動画を撮っていたオッサンは、欠如。
歓声を上げる観光客は最初恐る恐る見ていたので、麻痺。
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ひがな観察していたオイラが言うセリフではないのかもしれないが、基本的には騒がず、刺激しない様に速やかに立ち去るのが正しい。
ちょっと考えればわかるでしょ?
ツキノワグマと同じ場所で時間を過ごせば過ごすほど、リスクに曝される時間は長くなるのだから。
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長くなったので、そろそろオシマイ。
最後に復習。
その1.過去ログ ゴミと人と・・・と
人馴れしたクマと、それにより殺されるクマを作らない為に。
その2.過去ログ 戦場ヶ原開通と、熊騒動私見
過去に事故があった事も忘れちゃいけない。
その3.日光湯元ビジターセンタークマ情報
クマ頁は、オイラが作った頃からバージョンアップ。
地図も載っているので、短期間に多発している場合は、そこを避けてコースを設定するのも大事。
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奥日光は、こんなクマたちも当たり前に生活をする場。
過剰に恐れる必要はないけれど、畏れをもって対したいよね。