とある秋の日。
『英国大使館別荘へ行けるらしい。』と言うので立木観音Pへ。
平日にもかかわらず、結構集まったなぁ。
ざっと30人くらい?
そもそも、英国大使館別荘ってどこだよ。
とお思いのあなた。
この道を左に進むと、お馴染みイタリア大使館別荘記念公園。
で、今回は通行止めの道を進む。
すると見えてくる黒壁の建物。
これが、旧英国大使館別荘。
え?
ヘルメット被っているって?
そりゃぁ内覧会だからねぇ。
だから通行止めの所でも入っていけるのさ。
普通に行っても、『危ないから入らないでください!』って言われるのがオチさ。
では、いよいよ中へ!
こちら第一展示室予定。
今回、英国大使館別荘を譲り受け一般公開するにあたって、イタリア大使館同様に一度解体して、耐震レベル等々調査の上で再建しているそうなのだけれど、その時にこの暖炉は壊さないように曳家で一度ずらしてから、同じ場所に設置してあるんだってさ。
続きまして、第二展示室予定。
ここは本来中仕切りがあって、手前が客室、奥が大使の書斎だったそう。
アーネスト・サトウもここで執筆活動をしていたのかもしれないね。
なので、ここはアーネスト・サトウと武田久吉に関する展示が入る予定なのだとか。
(誰よ、武田久吉って。なんで佐藤の展示室に武田さ?)
と思った方。完成後は必ずここでお勉強しましょう!
武田久吉がいないと、現代の日本登山が違っていたかもしれないし、尾瀬も今とは違う姿になっていた可能性があるのだから。
で、武田久吉はアーネスト・サトウの子供という繋がり。
さてさて。
階段を上がりまして、続いて2階へ。
こちらは大使の居室だった場所。
ここの床材は当時使用していたアガチス材、
壁紙は、アーネスト・サトウが活躍したビクトリア女王時代にデザインされたウィリアムモリスの物、、と一番往時を感じられる空間かも。
壁紙と言えば、もう一か所。
ここ、凄くない?
まぁ、トイレなわけだけれど。(笑)
そして、この英国大使館別荘のウリの一つはこちら!
えぇ。。。
この空間には英国大使館から寄贈される家具が配置され、英国文化たる紅茶を楽しむ事が出来ます。
なんていうと、あの三段重ねのハイティーをイメージするんだけれど、あの三段重ねは近代になってからの物だそう。
でも、スコーンとかクッキーとかもっと素朴な感じの物を紅茶と一緒に楽しめる空間になる!
・・・予定。
完成イメージ図はこんな感じらしい。
と、ツラツラと書いてみたわけだが。
ここの何が素晴らしいって、建物から見た眺め!
・・・見たい?
どうしよっかなぁ・・・
などと焦らしても仕方が無いので。
どう?良い感じでしょ?
建物として見ちゃうとイタリア大使館別荘記念公園の方が面白いのだけれど、景色と資料館的な意味合いではこちらの方が上っぽい。
なんというかなぁ。
何か、自分の先見の明の素晴らしさに感動してしまうね♪
この記事書いたの、2010年さ <( ̄^ ̄)>
まぁ、欲を言うなら、だ。
せっかく、秋に夕景を楽しむ事業を県主体で行って、中禅寺湖の夕方を観光資源として売り出そうとしているんだから、まさにその為の施設にしてくれりゃぁ良いのに。
なんか、イタリア大使館別荘と同じ開館時間にするんだってさ。
早ければ16時、遅くても夏の17時じゃぁ夕焼け見られないじゃん。
これほどの適地は他に無いと思うんだけれどなぁ。
紅茶出すんでしょ?
なら、アフタヌーンティがまさにピッタリの空間じゃん。
まぁ、座席数が20席ちょっとの予定らしいから、その場合は捌けずに終わる気もするけれど。
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あとは、交通の便が悪い。
マイカー族じゃないと、中禅寺のバス停から片道2kmちょっとを歩くしかない。
半月山線のバスはあるけれどさ、あれってば季節運行で、今年は凡そ3か月半しか運行していない。
じゃぁ歩くかっていうと・・・
あまり歩いて楽しい歩道じゃないんだよねぇ。。。
でも、これは県ではなく、町ぐるみで考える事か。