いつもご覧いただきありがとうございます。
昨日は朝からずっと雨。
夜、イロハを上がってくるときは路面が落ち葉でびっしり。
紅葉が散っていなければいいけれど…
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えぇ…
諸般の事情がありまして、本日を持ちましてブログの更新を休止いたします。
思えばブログの開始が今年の4/30、間もなく半年。
長いような短いような…(゜-゜)
アクセス経路を見ると、最近はその半数近くがお気に入りからのアクセス。
楽しみにご覧頂いていた方もいらしたようですのに…
オイラの力不足でございます。
誠に申し訳ありません。m(__)m
以下は一応、管理者の説明責任として休止に至る事情をば。
さして面白い内容でもないので、白抜きで伏せておきます。
どうしても気になる方はお読み下さい。
ヒミツの呪文(笑)は【ドラッグ】もしくは【Ctrl+A】
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ご存知の方も多いかとは思いますが、私【ベー太】は奥日光湯元に立地する旅館、【湯守 釜屋】の専属ネイチャーガイドでした。
そしてこのブログは【湯守釜屋専属ネイチャーガイド】のブログでした。
現時点においてはいずれも過去形での表現となります。
なぜ過去形での表現となるのか。
その説明には時間軸をしばし遡る必要があります。
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ご承知の方も多いかとは思いますが、当館には産業再生機構が入っていました。
足利銀行がメインバンクであったため、足利銀行倒産の余波を受けたようです。
産業再生機構参入以降、釜屋はその再生の方向性を模索していました。
その折に掲げられたのが《豊富な湯量と泉質、自然環境の美しさを強みとした『癒しのある旅館』》を目指すとされていました。(当時の産業再生機構HP上より)
反面、その双方が湯元地区全体に言える特徴であった為、いわゆる『強力なウリ』とはなりませんでした。
その頃私自身は、それまでの勤務先が資金難から立ち行かなくなり、お客様へのサービスを担当していたことから、収益に繋がら無い以上契約を継続する事は出来ないとの通達を請け、任期満了をもって退職しており、職を探す身でした。
—–以下箇条書きを交える———-
2005夏
個人的に親交のあった旧経営者を通じ、
『釜屋のウリとして、周辺の自然環境を案内する専属のスタッフを雇用したい。当面はまともな給料も払えぬだろうが、うちで働く気はないか』との打診。
→「雇用したところで収益増に繋がる保障は無い。収益が上がるにしても3年はかかるだろう。それでもよいのか?」(β)
⇒『ウリを持たねばいづれにせよ続かぬ。今はトレッキングのニーズも増えている。』
→(考えられる手法を提示)「様々に方法はあろうが、自身の経験上、片手間で出来るほど容易なものではない。そもそも、ガイドはあくまで付帯業務であり、釜屋本体が再生せねば無用の業務であろう。更にはガイド役一人がいても無意味。終局的にはガイドの知識を釜屋に落としこみ従業員の底上げをしなければならない。従業員の負荷は増えるが。むしろウリにはならずともガイドを外注し、旅館経験者を雇用したほうが良いのではないのか」(β)
⇒『ウリを求める以上はそれらは当然だ。やる以上、片手間でやられては困るし、底上げも必要だ。必要なことは可能な限り全面的にバックアップをする。』
→「承知した。微力を尽くさせていただく」(β)
メール・訪問を通じ、上記のようなやり取りを幾度も繰り返した後、2005/11月より契約を交わす。
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2005/11月~2006/3月
雇用時点の社長が交代し、産業再生機構の直接経営となる。
冬期間中、10回ほどのスノーシューガイドを行い、好評を得る。
この時点では未だネイチャーガイドは試験的に行っている状態。
ガイド予約があった時点で下見を行い、本番に備えるようなやり方。
一般の宿泊の方へは情報の提供が出来ぬ状態。
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2006/2月頃~4/下
4月の休館に備え、今後の方向性を協議。
釜屋の方向性として、『専属のネイチャーガイドを擁する旅館』を前面に押し出すこととなり、館内・WEB上で一般宿泊の方を対象とした情報発信を行うこととなり、それを踏まえた上での情報収集を随時行う体制を整えることになり、この時点で【釜屋専属ネイチャーガイド】が誕生。
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2006/4/28
釜屋旅館 改め 湯守釜屋 リニューアルOPEN
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2006/4/30
情報発信元として専属ネイチャーガイドのブログ【奥日光そぞろ歩き】開始。
以後、時折のガイドツアーを交えながら、情報の収集・発信を行う。
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2006/6月
産業再生機構撤退。新社長就任
産業再生機構時代の方針を基本的に引き継ぐとの事が発表される。
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2006/7月
日光自然博物館と『今後の奥日光の発展の為、相互に協力体制をとる』こととなり、自然博物館からのガイド依頼を受諾するようになった。
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2006/10/5
社長からの呼び出しを受け、
『ネイチャーガイドは現時点までの間、目に見えた実績が上がっていない』
『他のスタッフからベー太がフロントクラークとしても優秀であること』
の二点を主な理由とし、
『ネイチャーガイドは無期限休止とし、復帰の見込みは無い』
『以後はフロントの専従とする』
『上記は社長としての決定であり、従わぬ場合は解雇とする』
『回答猶予は一週間』
との通達を口頭で受ける。
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2006/10/11
再度の呼び出しを受け、回答を求められる。
その折、ネイチャーガイドの意味合い、釜屋の体制諸々議論をするも、最終判断は変わらずフロントへの異動となる。
正確には
『ネイチャーガイドもできるフロント係りとして勤務』との事だが、社長自身『実際には難しいと思ってます。』との事。
実質的には休止となんら変わる所はない。
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フロントへの配置換えは理解できない話ではないのです。
私の採用後、それまで中核をなしていたスタッフが次々と退職しそれに変わる新規スタッフが雇用されていない現状、どの部署でも人員が不足している現状、殊に指示系統を司るべきフロントスタッフの人数の不足が顕著であり、一人でも多く様々な業務をこなせる人間を配置しなければならない現状,,,
あくまでもネイチャーガイドは付帯業務であり、釜屋本体が安定せねば、釜屋の中では意味を成さぬ仕事であることも重々承知しています。
しかしながら、それは釜屋側の事情に過ぎないこともまた事実。
4月のリニューアルオープン以降、釜屋は【専属ガイドを擁する宿】としてWEB上を含め様々なメディアに対し集客を図ってきています。
募集するプランも【専属ガイドがお客様の体力・経験に合わせた見所・歩き方をご案内します。】とし、実際にお客様からも様々なお問い合わせを受けるようになって来ています。
ネイチャーガイドがいる宿を期待してお越しになるお客様には相応にお答えするのが企業としての義務でしょう。
また、営業スタッフの努力もあり、3年はかかるであろうと思われた旅行エージェントへの売り込みも実を結ばんとしています。
今、この時に引けば釜屋は今後の方向性を失うでしょう。
それらがあればこそ、これまでも仕事の半分以上をフロントの仕事に充て、チェックインからチェックアウトの合間にフィールドへ赴き、ろくに休息もとらず一日中仕事をこなしたり、仕事か寝るかの2択しかない生活をしてでも準備を整えてきたのですが…
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また、釜屋におけるネイチャーガイドは当初より、【釜屋のウリ】とは別の意味合いも持っていました。
釜屋は【湯守】の名を冠します。
この湯守は、元を辿れば輪王寺の寺役。
当時許可制であった湯元での入湯、この入湯者の世話人として位置づけられたのが湯守あり、同時に湯を守り、湯を育む周辺の自然環境の保全も任とされていました。
なればこそ、本来の湯守の任に立ち返らんとした物でもありました。
また、現在の奥日光は、昨今のトレッキングブームと都市近郊からの近さと相まって、利用者が多く、それに伴うマナーの低下や、フィールドの荒れなどが見られます。
自然博物館やVCではその業務・イベントなどを通じ、利用者に対する普及啓発などを行っていますが、人的な問題もあり対応しきれない状況になりつつあるようです。
可能であれば、今後は地元主導で利用の普及啓発を行うのが良かろう、それにより季節・通過・日帰りにシフトしている観光の流れを滞在方に換える事ができないか。
大きな旅館・ホテルに一人でもそういったスタッフが存在すれば、奥日光の活性化が図れるのではないか。
新しい風を吹き込むモデルケースとなる事は出来まいか…
それらは奥日光の老舗であり、また産業再生機構の支援を受けた企業として還元すべき内容なのではないか、という奥日光全体の方向性を換えんとする長期的な視点も含まれていました。
自然博物館と協力体制をとったのも、そうした視点が非常に似通っていた為でした。
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このブログの更新も【ガイド休止】を示唆されて以降、随分と悩みました。
ブログは専属ガイドとしてのものでしたが、自身の所属を明かさず(所属を明かすと表現しづらい部分がどうしても発生するので)更新を続けていたのは、旅館としての縛りを受けず広く情報を発信する為でありましたから。
上記の様な様々な事情がありながら、
釜屋の内情、今後の方向性
湯守・老舗としての責任
奥日光全体の活性化
なによりお越しになるお客様、ご覧頂いている皆様の事を考え更新を続けてきたのですが…
釜屋は【ガイドを無期限休止】しました。
そして、釜屋のサイトからはネイチャーガイドのブログとしてのリンクが張られています。
となれば、更新を続けることは
存在しないネイチャーガイドを偽装していることになるのでしょう。
吹く事を辞めた風は、もはや風ではありません。
これがブログを休止するに至った事情です。
今暫くはフロントとして様子を見る事にしました。
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っと、まぁ呆れれるほどに長いでしょう?
説明責任、ってだけなんでこんなダラダラ長い文章、無理に読む必要はないんで、気にしないでネン♪
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なにはともあれ、本日この記事を以ってブログ休止。
これに先立ち、左のサイドバーにリンクを追加しました。
日光系の情報はこのリンク先から集められるでしょう。
とは言え、これまで見ていただいたのに突然止めるのも…って自分でも思うんです。
しかしながら事情が事情。
ブログとしては更新できませんし…
左のサイドバーにアルバムを追加しときます。
なんか見つけたら適当に突っ込んどきますんで、気が向いたら見たって下さい。
そ・れ・か・ら!
ゴミ拾いも行けなくなるんで、ゴミを落とさないように!!
m9(-◇-)
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なぁ~んて、このブログを読んで下さっている皆様の事。
心配はしてませんけど。(*^m^*)
と言いつつ、目立つゴミがあったら拾ってくれると嬉しいなぁ…なんて…ρ(・・、)
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文字ばかりで長くなってしまったけれど、いよいよ最後。
今後、管理が出来なくなるのでコメント・トラバとも受け付け中止します。
なんかお問合せ・ご要望とかあれば、うちの問合せフォームにご送信下さい。
返信必要な方は連絡先を、
従来通りHN・匿名希望の人はE-mail欄には0@0、TEL欄には0と入力すればメールが送れるはず。
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【諸事情ありまして…】 うちのメールフォームへのリンク、削除しました。
(=~=)=3 yareyare_imasara… 06/12/26 00:28 べー太
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情報取りに行ければ、なんらかで反応を返しますので。
それでは半年間お付き合いありがとうございました。
いつかまたお会いできればなぁと思います。
その時にはこの記事を消して、再開しますね。
2006/10/24 05:42 べー太