本日の小田代での一コマ。
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気持ちは分からなくは無い。
イブキトラノオもホザキシモツケも見頃。
ノハナショウブの赤紫もまだ美しく、クルマユリやカラマツソウ、ハクサンフウロ、トモエソウなどなど、色彩に富んでいる。
確かに今の小田代は綺麗だ。
一歩、二歩と踏み込んで写真を撮りたい気持ちは分かる。
でも、そんな時には思い返して欲しい。
自分が何をしに来たのか。
これが繰り返されると…
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こんなふうに裸地化してしまう。
この場所にホザキシモツケが咲き乱れていたなんて信じられる?
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時間をかけ、交通費をかけ、仕事やスケジュールの段取りを組んでまで来たのは、美しい風景や花々を愛でる為であったのでは?
決して小田代原の風景を破壊しに来たのではないはず。
一歩踏み出すその前に、その踏み出す足元が、風景を形作っていることを思い出して欲しい。
5年後、10年後、小田代原が今と変わらぬ景色を留めているために。