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雪上探検ツアー 2014! 募集開始!!

お待ちどうさまでした[E:bell]

そんなこんなで、奥日光の一大スノーシュー体験イベント募集開始で~す。

第13回 雪上探検ツアー
奥日光探検団

今年はちょびっとリニューアル。

今までは短めの半日ツアーが石楠花平コースしかなかったのだけれど、金精の森コースが半日コースに変更
金精の森は元々緩傾斜の土地なので、初めてのスノーシューって人には結構いい場所なんだ。

後は諸事情あって料金変更。
日帰り2,000円、宿泊1,000円。

少し高くなったけど、元々このイベントは安すぎたので、ご勘弁を。
だってさ、ガイドがついて、ちょっとしたお菓子と、帰着後に暖かい飲み物、日帰り入浴も出来て、更には空くじ無しの抽選会で、おもてなし♪
これだっても安すぎでしょ。(っていうか、正直大赤字さ[E:coldsweats01])

例年と変わったのはこんなもんかな?
一応詳細を書いておくと…

イベント名:第13回雪上探検ツアー 奥日光探検団

開催日:2014年2月16日(日)

時間:8:30 受付開始、9:15開会式、9:30スタート。

参加費:日帰り参加…2,000円、湯元宿泊者…1,000円

レンタル:スノーシュー800円(小児用500円)、スパッツ200円

コース:
湯ノ湖畔散策コース(ファミリー向け)…9:30~12:00
石楠花平コース…9:30~13:30
金精の森コース…9:30~13:30
小峠コース(経験者限定)…9:30~15:00

御申込は、従来通りのFAXと…
昨日も書いたけれど、インターネット申込みが出来るようになりましたぁ!!
(頑張ったんだから、ホント。)

気になる今年の景品は…未定。

未定ではあるけれど・・・
今回、オイラはまたも主任なんだそうです。
オイラが主任を務めた年は、こんなことやってました
ま、予算次第なんだけどね~[E:dollar]。

オイラが主任ってことは、現場で皆さんとご一緒する機会が多分ないと思うんだ。
(オイラが出るとしたら、じぇじぇじぇのスクランブル発進[E:coldsweats02])
ガイドのオイラに御用の際は、2月16日以外でご用命くださいな

オイラは現場に出られない(はずだ)けれど、替りに今年も博物館・NPV・そして古巣VCのみんなが皆さんのご案内役を務めるので、一人で歩くよりもきっと楽しい!
一回参加をしてみると、次に一人で歩くときにも、楽しさ倍返しだっ♪

冬に遊びたいけど、二の足踏んじゃってるあなた!
冬の楽しみ方を知るチャンスを手に入れるのは… 今でしょっ!。

・・・流行語大賞、盛り込んでみましたww[E:smile]
じゃ、御申込待ってま~す[E:mailto][E:faxto]

2014 奥日光スノーシューツアー!

春から秋まではハイキングをしているけれど、冬はなんか…[E:despair]
なんて及び腰になっちゃってる山ガールの貴女っ!
冬の森も楽しいよ~[E:heart04]

最近の山ブームでトレッキングを始めたけど、冬はルート無くて不安[E:think]
なんて山ボーイな貴方! 
GPSとかのギアに頼らず歩けると、きっとカッコいいですゼ[E:good]

お待たせしました!
ようやく冬の奥日光スノーシューツアー、記事解禁です。

今年もスノーシューツアーは通常ツアーとオーダーメイドツアーとの二本立て。

期間はどちらも2014年1月1日から2014年3月23日の間としているけれど、実際は雪次第。
雪が無ければ期間中でもツアーは出来ないし、雪がドカドカ積もれば12月でも出来るかも。

14_snowshoe_tour
こちら通常ツアーで、コースは(一応)2本。
奇数日:冬満喫! 千変万化・金精の森
偶数日:魅力凝縮♪ 冬季限定・蓼ノ湖

今までとの違いは、石楠花平コースを金精の森コースに変えた所。
最近、石楠花平は雪が少なくて上り下りに苦労する日が増えてきたし、金精の森はエリアが広くて傾斜もなだらかだしと、初めての方でもノンビリ遊べる場所だからかな。
千変万化は何かっていうと… 時々で歩く場所が違う可能性が高いから(笑)

蓼ノ湖は今迄通り。
コースに起伏が大きく、植生も変化し、凍った湖や湧水もある。
若干アップダウンはあるけれど、アクティブに遊んだり、様々な条件でのスノーシューの使い方に慣れるにはこっちがオススメかな。
なにより、蓼ノ湖は冬しか行けない。

時間設定は土日で変えて、
土曜日:12:15~16:00頃
日・祝日:8:45~12:30頃

土曜日は、朝東京を出てもこの時間なら、バス利用でもなんとか無理の無い範囲で到着できるはず。
午後に楽しんで、そのまま温泉に浸かってノンビリ疲れを癒して帰る。
というのをイメージした時間設定です。

とはいえ、雪の質などを考えればやっぱり午前中の方が良いので、宿泊の翌日は朝からツアー。

タイトルは【スノーシューで雪遊びっ!】

14_snowshoe_tour_ayl
オーダーメイドのAs you likeはいつもと変わりなく。
雪があって体が空いていれば、いつでも行きますが、【お問い合わせ・リクエストに応じて、コースや時間を設定してツアーを提案・調整をして催行】という流れなので、直前だと行けない事もあります。

通常ツアーの設定日でも As you like は受け付けていますが、その際は通常ツアーが無くなります。(一人しか居ないもんでさ。)

と、この冬の奥日光でのオイラ催行スノーシューツアーはこのようになっています。
料金は大人半日 4,500円 / 全日 7,000円。小学生以下は70%。
この料金で出来るのは今年度一杯だろうなぁ。。。
宿泊の方は大人料金の半額で、レンタル代は別途実費です。

チビッコツアーも可能ですが、10歳未満の方は大人と行程を共にするのが難しいので、As you likeの貸切ツアーをご利用ください。

こちらは、カンジキやクロカンスキーなんてスノーシュー以外のツールもご相談にのります。

御申込や詳細などは、契約先のサイトからお願いします

チラシ 【通常ツアー.pdf  / As you like.pdf

チラシはちょっと前に完成していたんだけど、自社のHP管理をお願いしている所がちょっとトラブっているらしく、ツアーの頁を自分で更新していたもんだから、遅くなっちゃった。
使っているソフトだとレイアウトが崩れて見える物だから、久し振りにHTMLを見ながらとか…
古巣のHPを作った時とか、大山でPC簡易画像検索システムなんぞを勝手に作った時の経験が、妙な時に役立つ(笑)
どんなことでも、とりあえずはやっておくものだ。

ではでは、皆様のご利用・ご参加お待ちしております♪

以下はいつも通り、ツアーチラシの白抜き文字列です。

スノーシューで雪遊びっ!
ネイチャーウォッチングツアー ~winter ver.~
通常ツアー
催行期間:2014年1月1日~3月23日の土日祝日 (積雪状況次第)
時 間 :日・祝…8:45(ロビー集合)~12:30頃予定 土曜日…12:15(〃)~16:00頃解散予定
行 程 :奇数日…冬満喫! 千変万化・金精の森 偶数日…魅力凝縮♪ 冬季限定・蓼ノ湖
料 金 :4,500円 / 小学生 70% (小西ホテル宿泊者大人料金の半額。)
定 員 :2名~15名(10歳以上)
※ 天候・フィールド状況によりコース変更・中止の可能性がございます。
※ 手ぶらでも参加可! 但しスノーシュー等レンタル代は実費です。
※ 定員に達する、他コースのご予約がある場合などお応え出来ない場合もございますので、必ず事前にご確認下さい。
※ 安全には十分留意致しますが、ツアー中怪我をせぬようご注意ください。
※ 催行日・コースは、HP 内ネイチャーウォッチングツアーのカレンダーをご確認頂くか、直接お問い合わせ下さい。
※ ツアー終了後入浴可! 通常1,000円→600円です。タオルご持参下さい。
※ 10歳未満の方のご参加は貸切可能な~As you like~をご利用下さい。
奥日光小西ホテル 電話:0288-62-2416 / HP:
http://okunikko.co.jp/

お気に召すまま As you like
ネイチャーウォッチングツアー オーダーメイドツアー
As you like
催行期間:2014年1月1日~3月23日の間随時 (積雪状況次第)
時間・行程:貴方任せ。 ご相談に応じます。
料 金 :半日4,500円 / 全日7,000円 /小学生以下70% (小西ホテル宿泊者大人料金の半額。)
定 員 :2名~15名(10歳以上)
コース例:半日コース…展望の石楠花平 / 雪原の戦場ヶ原
動物の息吹 金精沢 / 冬限定の湖 蓼ノ湖
全日コース…達成感抜群 小峠 / 凍てつく湖 刈込湖
冬の貴婦人 小田代原 / 碧き氷瀑 庵滝
※ 日程・内容によってはお断りする場合もございますので、ご了承下さい。
※ 貸切ツアーではありませんので、ツアー確定後に他の方のご予約が入る可能性がございます。5名様以上の場合、貸切対応も可能です。
5名様以下で貸切をご希望の方は1.5倍料金を頂戴します。
※ 10歳未満の方のご案内も致しますが、その際ツアー貸切となります。
※ スノーシュー以外のツール(カンジキ・XC スキー)によるツアーはご相談下さい。
※ その他注意事項は、通常ツアー欄をご参照下さい。
奥日光小西ホテル
電話:0288-62-2416 / HP:
http://okunikko.co.jp/

赤沼⇒湯滝

すっごい久々に歩いた気がするぞ…
ブログにアップした履歴を見ても、12月5日が最後?
しかも、その時も久々って書いてるし[E:sweat02]

冬は主にスノーシューでの活動で、最近はスノーシューいらない日が増えているから、寄らないんだよね f(^^;)

だもんで、真冬との比較が出来ないのだけれど、
130319_senjou
昨日の戦場ヶ原。
日当たりの良い木道はすっかり雪が解けている。

でも、それ以外の場所はまだまだ雪多し。
130319_yukioome
こんな具合。

130319_yukimiti
それでも、所々融けてきているけどね。

130319_yukawazoi
湯川沿いの歩道でも似たような状態だけど、こちらは日陰が多いので表面が凍結している場所もあったな。

で、いずれも、
130319_huminuki
木道と木道の隙間など、踏みぬきに注意が必要だね。

とはいえ、スノーシューとかの道具は必要なし。
130319_asimoto
上手く歩けば、ローカットシューズでも歩けてしまう。
・・・裾が汚れた。
スパッツくらいはあると良いかな。   

グッズグズ

昨夜は奥日光も雨。
濡れた路面が朝方の冷え込みで凍って、滑る滑る[E:penguin]

それだけ冷えたなら森の中もガチンガチンかと思いきや

130314_guzuguzu
荷物も背負っていないのに、この沈み様。

130314_yukinosita
ちょっとわかりづらいのだけど、表面が凍っていて、その3cm位したにも氷の層が。

それ以外は全て濡れてグズグズの雪。

数人程度の薄いトレースだと、体重を支えてくれやしない。

土日までに締まってくれるかなぁ?

スノーランブラー体験記

今日は気温の低い午前中のうちに、ツアーの残り半分を見に行こう!
山靴履いてスパッツ付けて、いざ出発!

・・・
・・

捕まった[E:down]

なので、今日はネタ無し=バックデート更新。

とある日の事、携帯にメールが届く。
「今日の午後はどこにいます?フィールドで合流しません?」

『今朝は6時出勤なので、13時には上がる権利が得られますw』

なんだかんだで、14時に仕事を切り上げ、14:30頃活動開始。

130225_sizumikomi
金精の森に残る二人のトレース。
オイラは愛用のスノーシューで右のトレース!
と、思いきや実は左側。

パッと見はスキーのトレースなんだけど・・・
130225_snowrambler
道具見てもやっぱりスキーとしかw

この道具の名前がスノーランブラー。
一見、ファンスキーに見えるこの道具。

130225_climingblock
滑走面にはクライミングブロックと呼ばれる、こんなにゴッツイ凸凹がある。

130225_binding
ビンディングは柔らかめなプラスチック?で出来ていて、踵が上がる仕組み。
イメージ的にはクロカンスキーに近いかな?
ただ、XCスキーは専用のブーツが必要なのに対して、スノーランブラーは登山靴でも着装可。

使用感:良い点…

  • XCや山スキーよりも板が短いので、とり回しは楽。
  • 最初の画像でも見てとれるけど、スノーシューよりも浮力が大きい。
  • クライミングブロックのお陰で、結構な傾斜でも登れる。
  • 登った後は、滑って降りられる。

使用感:微妙な点…

  • 滑って降りるには結構な傾斜が必要で、斜度が緩くなると突然停止する。
  • 滑走に適した斜度は登れない。
  • スキーよりはとり回しが楽だが、スノーシューよりも移動出来る環境を選ぶ。
  • この日は乾雪だったが、使用後にクライミングブロックが雪で目詰まりして取れなかった。
  • ギアを使える雪質を選ぶ。(降雪直後か…春雪の誰も踏んでいない場所?)

まぁ、結構な傾斜が無いと滑れないって言う事は、結構な傾斜でも滑れるわけだし、スピードが出ないからスキーが苦手な人でも滑れそう。

販売元の動画を見ていると、 滑った傾斜を登って行くから、雪質が合えば2番目の問題点はクリアできるのかも。
今回登れなかったのは、前日の雪の下に固い雪面があって、それが滑ったからだったし。

奥日光なら、金精沢コースはもちろん、石楠花平、小峠コースもこれで行けるんじゃないかな?
オイラの道具じゃないから、追加レポは無いけどさ。

誰の道具かって?
130225_jojo
日光ランブラー Mr.Jo-Jo

お互いの道具を取り換えて遊んでたんだ[E:happy01]

金精沢コースをぐるっと一周して、湯元に帰りついたのが、16:10頃。

遊んでいたのは・・・

・・・2月25日[E:sweat02]

あと少しタイミングがズレていたら、オイラとJo-Joは今頃冬眠中だったかも(((×д×)))

冬に遊ぶ道具は色々あると言う事で、ご紹介でした。
North Village スノーランブラー

奥日光の雪遊びも、もう少しだねぇ。
お好みの道具でお楽しみ下さいまし。

MR.JO-JOからの貰い物。
130225_snowrambler

三岳(北)でビックリっ!

今は殆ど忘れられてしまった道。
VC時代に地元ぃの爺ぃちゃんに聞いて、一人でトライしたのが2002年だっけかな?
以降、時折(主に関係者トレーニング用に)歩いている湯元~光徳間の廃道。

今度、ツアーリクエストが入ったので久々に様子見。

今回も声をかけたんだけど、フラれちゃったから・・・

ついでに三岳の最高ピークでも行ってくるか♪
自由人に見えるかもしれないけど、意外と動けてないのよ、これが。
行った事なくてさぁ。
そんな次第で、たまには自己トレ[E:run][E:run]

130312_ribon
しっかし、このルートもリボン増えたなぁ(=へ=)
新しいのから古いのから、あっちのトレースにもリボン、こっちのトレースにもリボン・・・
って、なんでリボン付のルートが途中から分岐すんねん[E:sweat02]

リボン無きゃ歩けないってことは、リボンが古くなっても管理できないでしょ?
今回も何本ダメになっているリボンを回収したやら[E:down]

他にルートとれないかなぁ?
とか、周辺の地形を確認しながら、
130312_nantai

滅多に見ない裏側男体山~!

なんて遊びつつ
130312_mitudake_kita
三岳最高地点、1944.8mに到着。

いやぁ、こんなとこにも山名板って付いてんのか・・・
三角点あるんだし、他に紛らわしいピークも無いし、釘とかで直接幹に打ち付けてあるし、落っこちているのもあるし・・・[E:typhoon]

なんてやっていたら、視界の隅に動くものがっ!

まさか、クマが目覚めたっ!?
とかって思ったら、何故か人が[E:sweat02]
お互いにビックリww

オイラとは別ルートで上がってきたらしく、情報交換。
「へぇ、山名板があるだぁ。」
『ねぇビックリです。そちらは・・・ほぉ、そんなルートで来たんですか。』
「え?林道があるんですか?知らなかったなぁ。じゃ、帰りはそのトレース使わせて貰います。あぁ、そうだ隣の1901って行きました?」
『いやぁ、そっちは行ってないですね。』
なんて感じで、山頂でお別れ。

オイラは更に周辺の地形を確認しつつゴソゴソと迂回しながら元来た方へ。

なんだココ~!?
えぇと、アソコがこうで、ココがああで、だとすると目の前のこれはなんだ??
ここが平らで、この下が平らで・・・平ら??
え、現在地どこ??プロット出来ない
[E:shock]
アカンっ(×Д×) オイラの手にゃ余る。
(南)より随分とハードだ。。。
エリア認識が出来てるうちに撤退
[E:dash][E:sweat01][E:sweat01]

間違いのないポイントまで戻って一息ついていると、人の声。

スノーシューのトレースがありますっ!これじゃないですか?
いや、それは戻ってますね。
あ、こっちにもトレースが!!
なんでこんなに・・・

目の前に稜線が見えますっ!
あ、ホントだ。コルがある。なんでだ。・・・あぁ、地形図には無い窪地になっているんですね。

・・・え?
人が沢山。皆さん60over?の方々で20人くらい?
しかも全員ツボ足。カンジキ等の装備所持者無し。

なんでも、ツアー登山で来たんだってさ。
普通では行かない場所へ行くツアーで、残雪期の今じゃなきゃ登れない山だって事でさ。

・・・
・・

調べてみたら、最初に遭ったのが協会所属の山岳ガイドさん。

山岳ガイドってすっげぇなぁ。ビックリだ。
WEB見ると、オイラにゃ行けないような場所の写真が沢山。
自信あるんだろうなぁ。

オイラにゃ真似できんや[E:sweat02]

オイラ、自分が入った事の無い山域に人連れて行きたくない。
何度も通っていてもシーズン最初は不安だもの。

しかも、初見の山を、更に現場でコース変更?
移動時間や行動計画どうやって立てるんだ??
ガイド協会ではそんなやり方も教えてくれるのか?

確かに、世間一般では残雪期かもしれんが、この辺はまだまだ雪が深い場所も多いし、今日は暖かく、良く晴れている。
午後になればなるほど雪が腐って、ツボ足じゃ嵌るぞ?

なんて思っていたら、案の定、みなさん嵌る嵌る。
パーティと前後しつつ歩きながら話をしていたら、
「下りで疲れちゃって。最後まで体力保つかしら・・・」
「あらぁ、スノーシューって良いわねぇ。随分と楽そう。」

『あははw。すっごい楽ですよぉ~♪ここの急な所下れば平らになるし、そこからもう一度下れば雪が多少少なくなりますよ。』

「アイゼン付けたら少しは歩き易いかしら?」
『残念ながら、アイゼン付けてもこんな雪じゃ変わらないです。』
「きゃっ!」
『あぁ、立木の際によると抜けるから、寄らない方が良いですって。』
「そ、そうよね・・・」

『歩くルートって決まってないんですか?』
「あら、この方はいつもこうよ?」
『あ、ソデスカ・・・(もしかして、1901にトレースがあったら行く気だった?このメンツでまさかね。)』

途中まで先行して、もう大丈夫だろうとオイラの予定コースに戻ったら…
「これってまっすぐ降りちゃっていいんですかっ!?」
[E:typhoon]
[E:typhoon][E:typhoon][E:gawk][E:typhoon][E:typhoon][E:typhoon]

 

・・・そんなこんなで陽が落ちて。
130312_tyuuzenjiko_yuuhi
あ~あ、夕焼けが綺麗だなぁ・・・っと。 (¬。¬)

今日のを見る限り、山岳ガイドなんて無理~。
オイラはエリア限定、ノンビリ楽しくのヘタレガイドでいいや。

あぁ、そうだ。
130312_konsei_josetu
金精道路の除雪が始まったから、予定通り石楠花平コースの道路区間は利用できなくなったからね。 お忘れなく。

急激に春。

今日は(今日も)暖かかった~!
今日最初の仕事は・・・

130309_yutakikaidan
湯滝の階段の氷剥ぎ。
まぁ、正確には仕事前にご飯を食べに行って、ご飯が出てくるまでの間にやっているから、ボランティア?

130309_yutaki
これから、春になると湯滝も観光客が増えるからねぇ。

で、急激に暖かくなったなぁと思いながら、3月5日に様子を見に行ったときには、剣ヶ峰でようやく綻んでいたマンサクの蕾。
その時は、中禅寺湖畔はまだ綻ぶ気配も無かったのに、

130309_mansaku
今日は、いつもの場所がこんな状態。
明日には花弁が伸びてるんじゃないかなぁ?

過去の記録を見ると…

2012年 3月8日
2011年 3月22日 (この年は地震で動けなかったので、開花確認ではない。)
2010年 3月3日
2009年 3月9日
2008年 3月15日ごろ?
2007年 3月6日

多少タイミングを外している時もあるけど、開花タイミングはほぼ例年並かな?

その暖かくなった奥日光の夜に
130309_hosiakari
満天の星空を眺めて、本日のお仕事終了~。
星あかりは、3月の毎週土曜日に20時から三本松駐車場でやってます。
とくに参加範囲設定はしていないので、良かったら遊びに来てね。

さて。
この下はオイラのお仕事じゃないし、出遅れた感が満載なんだけど、一応記載。
(やっぱこの辺がノンオフィシャル個人の限界かなぁ。)

~~~~~~

春になると4月の開通に向けて除雪の始まる金精道路。
今年は、
雪崩がアチコチで出ているので、ちょっと早めに始まるみたい。

それに伴って、スノーシューの石楠花平コースが3月12日から通行禁止になるそうです。

って言われても、『そもそもスノーシュー”コース”ってどこやねんっ!!』
的な突っ込みを入れている方を、WEB上でお見かけしているのですが・・・

諸般事情がございまして、大っぴらに出来なかったのです。
ごめんなさい。(←なぜオイラが謝るかは知らんが)

そぞろ読者の皆様はお気づきかと思いますが、オイラの冬季活動の覚書、ここにある地図がスノーシューのコースマップです。
で、このマップの緑色のラインが石楠花平コース。
今回通行止めになるのは、道路が利用できなくなったからなので、③~石楠花平の間(のはず。)。

赤の金精沢、青の小峠コースは3月12日以降も利用可能です。
但し、地図を見て貰えば解る通り、金精沢コースは金精道路の直下を通っている事が間々あります。
こんな風に、除雪の雪(というか、雪の塊)が飛ばされてくる可能性が充分考えられるので、通行の際は十分にご注意を。
(説得力に乏しいというので、リンク追加。氷の弾丸。)

そして、春が近づいて暖かくなったという事は、全行程において雪崩れの危険があるということ。
これも十分にご注意を。

雪崩れ見物

昨日の朝方通行止め解除の連絡が入ったので、昨日はそのまま土日のツアーに備えて、石楠花平コースと小峠コース+刈込湖往復へ。

小峠コースも石楠花平も確認は前日にVCがやっているし、雪崩れ箇所をプロットしつつも、個人的には雪崩の見物。

この行程で、オイラが確認したのは32か所[E:sweat02](雪捲りとコース下部は除く)

130301_tadenishi
この雪崩は、蓼ノ湖西側。
色別にしたけど、3つ。(画面外に中くらいと小さいのが3つだっけかな?)

130301_tadenishi2
横から見るとこんな具合。
この赤線の間が、普段トレースが多い範囲。
見事に雪崩の下。

上の画像の真ん中、二股のダケカンバがあるんだけど、このカンバの真下(時にはその先)にトレースがある事も珍しくない。
予想よりも雪崩れが下まで届いているなぁ。

小峠なんて、
130301_kotouge_umaru
ベンチが埋まってるもの。
っていうか、右側の看板まで届いてるもの[E:sweat01]

見てきた限りだと、今回は全体的に表層雪崩っぽい。

130301_hyousou_syakunagetyokka
これは、石楠花平直下に発生した雪崩の発生点。

130301_sekisetu

日曜日の猛吹雪で、40cm位の新雪が積もっていて、その前の雪はとても硬くなっていたので、そこを滑り面として発生してる。

130301_syakunage_nadareue
崩れたのは、そこがたまたまもっとも切れやすかっただけで、その上にもクラックが入っているし、

130301_crack
今回の滑り面にもクラックが入っているので、もしかしたらもっと下から雪崩れていた可能性もある。

130301_hyousou_dobinzawa
こちらはドビン沢の雪崩れ。
さっきの石楠花平の雪崩もそうだけど、立木を結んだラインから崩れ落ちているのが解る。

130301_dobin_hyousou_up
アップでみるとこんな具合。
石楠花平は一番上の層だったけど、ここの雪崩れは更に二つ下を境界に落ちている。

130301_mitudakerindou
こちらは三岳林道。
雪崩れにカウントしてないけど、ここも崩れてる。
三岳林道の小峠から南東に、傾斜の急な範囲に通っている林道部分はアチコチにこれがあるので、夏道には雪崩れが届いている可能性もある。

130301_mitudakerindou_crack
林道の際には、クラックも沢山。
間違えて、この上に乗ったら雪と一緒に転落するんだろうなぁ[E:shock]

そして、恐ろしい事に今日の湯元は、一日中強い吹雪。
こういう危険性のある箇所さえも雪の下に覆い隠され・・・

雪面には皺やらクラックやらが随所にあったので、傾斜の急な所は出来るだけ避けた方が良いと思うな。
ドビン沢の中も、クラックが見えている箇所があったから、刈込湖も同様。

併せて気を付けたいのが。
130301_toukai
枯損木の倒壊。
地震でかなり揺らされているので、枝が引っかかっているかもしれなしい、風で落ちてくる事も考えられる。

休憩や通過時には必ず上部を確認して、可能な限り避けましょう。

地震関連は・・・とりあえずこれでオシマイ。かな?

個人的に勉強にはなるのだが、基本的には・・・やらない方が良いと思うなぁ。

なだれなだれなだれなだれなだれなだれ・・・

え~と・・・
ひぃ、ふぅ、みぃ、よぉ、いつ、むぅ・・・
全然足りないや[E:coldsweats02]

地震直後の2/26時点でオイラの手元にある信頼できる情報は、石楠花平周辺、金精沢周辺、湯元~蓼ノ湖間。
(あと、施設系と伝聞情報も。)

今回は珍しく石楠花平への影響が大きい。
130226_syakunagetaira
石楠花平直下で雪崩が発生して、移動がかなり困難みたい。

130226_konseidouro
おおぅっ・・・ ガードレール越えたか。。。

蓼ノ湖は(有)自然計画情報。
蓼ノ湖西側が、3か所時間差で崩れた痕を見たってさ。
「好きに使って」と画像を貰ったので、添付。
130226_tadenishi
遠景でも非常に大きな雪崩れとわかる。

130226_tade_nishi
トレースの真上に。

130226_konnnatokoronimo
こんな所にまで。

でも、これらよりも大変だったのが、源泉から道路までの登りだって。

130226_gensen
夏の歩道が雪崩で埋まってる…

オイラは時間があまり無かったので、スキーで金精沢へ。

端的に言えば。
凄まじい。けど、まぁ歩けるか。
但し、今後積雪があるまで捻挫に注意。

130226_konsei_nadare
今回の雪崩れはこんな感じ。
カシミールから国土地理院の2万5千男体をモノクロ印刷して手書き、再読み込みっていう微妙な手間がかかっているけど、こんな時は手書きが楽チン♪

黒と青が今回オイラが歩いた概略で、赤が雪崩ていた箇所。
赤く塗ってあるのは、解りやすいように規模を図示したもので、発生点とかは適当。
ルートに被っている流域はこんなものだと思う。
確度は…8割くらいかなぁ?
⑧の場所がちょっと違うかも。

この後は状況報告が長いので、興味があったらどうぞ。

~~~ ① ~~~

コースから30mチョイ離れているかな?
最初は通り過ぎようとしたんだけど、
130226_01_rindou
この景色がおかしい。
林道上にコメツガの葉や枝が大量に散乱してるのに、15mくらい離れないとコメツガの木が無い。
で、吹雪の後にコメツガの枝をへし折る程の風は吹いていない。

で、周囲を見渡すと
130226_01_nadare
ありました。折れたコメツガ。

130226_01_oretaki
こんなでやんの。

で、更に違和感。
130206_01_iwakan
雪崩れは、左の青い沢筋にチョビっとだけあって、大半はそこより高い斜面を通ってる。
・・・確認に行きましょう。

130226_01_konsei
なるほどね。そういうことか。

130226_01_nadaredome
本来は沢筋を流れるはずだった雪崩が、雪崩止めで堰き止められ、更にそれを乗り越えたものが、横の斜面を通ったわけか。
この雪崩止めが無ければ、ルートを優に突っ切り、金精沢まで届いたかもなぁ。

画像奥と、振り返ったすぐにも雪崩れがあった。

~~~ ② ~~~

130226_02_rindou
赤線は林道がある場所。
雪崩れの末端が林道に届いた。

130226_02_nadare
この雪崩も金精道路より上から。

~~~ ③ ~~~
130226_03_rindousyuuten
林道を上がっていったら、あれ?行き止まりだったっけ??と思う程。
雪崩れのデブリが道を埋め尽くしてしまった。

130226_03_nadare
この雪崩で送電線が切れて、東電の人たちが現地調査に来てた。
切れた送電線の電気は止めてあるから、感電の心配は無いってさ。

で、振り返ると。
130226_03_taiseki
真ん中奥に赤丸が見える?
これが地図の緑丸の地点。
その手前にある矢印にはオイラのスキー。
別に、あそこにスキーを刺したかったのではなく、あそこまで行かないとスキーが刺せなかったのさ。
手前の赤い範囲は雪崩れが堆積している箇所。
つまり、オイラは雪崩の上にいるわけだ。

この場所がどこかというと…
オイラが覚書で「休むな。」って書いた場所なわけだ。

~~~ ④ ~~~
この先は、普段は男体山が見えて眺めの良い場所。
130226_04_nadare
ここにも雪崩れが。
ここはいつも崩れる場所なんだけど、今回は規模が尋常じゃない。
オイラも雪崩れのデブリ(雪崩の屑)がこの場所でこんなに大量に、広範囲にあるのを初めて見た。

130226_04_gyoukaku
普段はこの半分程度で止まるんだけど。
雪崩れは左側の崩壊地を流れてくるので、ここは毎度大きいんだ。
これも覚書にある巨大矢印の部分だね。

~~~ ⑤ ~~~
130226_05_nadare
④を越えてすぐの雪崩を下から。
赤いラインが普段のルート。

~~~ ⑥ ~~~
130226_06_nadare
そこから更にルートは赤いラインのように小さな尾根筋を降って、金精沢に降り、すぐに登るようになっている。
その手前に雪崩れ。
⑥で書いたのは、画面中ほどの物なので、一応⑥+。
ちなみに、中ほどの雪崩は
130226_06_nadare_2
近くで見ると意外と大きい。

~~~ ⑦ ~~~
ルートがそんな風に、一度降りて再度上がるのは、雪崩れ回避の為。
赤い矢印が這っている尾根のすぐ向こうには、
130226_07_nadare
地形図にも記されない小さな沢筋に立派な雪崩。

~~~ ⑧ ~~~
130226_08_nadare
ここもルートは赤ライン。

130226_082
それを反対側から。

下の画像から先、オイラは普段黒線を使っているんだけど、今年は青線がメイントラックになっているのを思い出してUターン。

他は合っていると思うんだけど、⑧が違うかも?
でも、多分こんなもの。

オイラ、GPS使いじゃないもので・・・
違ってたらゴメン。

~~~~~~~~~~

ちなみに、オイラが行った範囲より更に登ると、更に恐ろしい事が・・・
130226_konsei_ue
道路を横断するガードレール。

130226_dakekanbarin_
なぎ倒されるダケカンバの若齢林。
木が生えていれば安全という物ではない・・・

最後二つは、はじめのいっぽさんからの提供。
これ以外にも凄まじい雪崩の画像が載っています。

今回は地震をきっかけとしたものだけど、山にはこんな危険もあるのは、隠しようも無い事実。

ガイド連絡会会員、地震直後から情報収集発信に動き回ってますっ!!