「植物」カテゴリーアーカイブ

湯元で秋さがし

いつも作っている、【今週の見所】を作ろうと思ったら、彩りが乏しい。。。

もうちょっと秋っぽい見た目にしたいなぁ。。。

ならば、秋を探してこようではないかっ!

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ノコンギクの蜜を吸いに来た、翅の傷んだミドリヒョウモン。

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色づき始めたオオカメノキの葉と実。

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湯元の町並にも秋の色。

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源泉で見かけたガマの穂。こんなにあったっけ?

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駐車場ではヒロハノヘビノボラズ。

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キハダの木の実り。

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小さいながらも華やかで可憐なミゾソバの花。

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蒼天にナナカマドの紅葉。

そんな中で、今回オイラが選んだのは・・・

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シウリザクラの紅葉と実。

絵面としては蒼天にナナカマドも良いのだけれど、より【今っぽい】のはこっちだとオイラは思うんだな。

遠出をしなくても、テーマを決めてゆっくりお散歩すると、なにか見つかるかもよ?


ちなみにオイラが今日、目的外に見つけたのは、ヒロハノヘビノボラズにいたコイツ。

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一瞬、(ハチ?)と思ったけれど、横から見ると・・・

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・・・横から見てもハチっぽいな(笑)

キスジトラカミキリって奴で良いと思う。
何度見ても、ハチっぽいな(苦笑)

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本物のハチの方も活発に動き始めたようなので、気をつけてね。

そして更に・・・

6日連続ガイドの4日目、8/14。

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湯滝でお客様と待ち合わせて、赤沼へ。
なんと、ダブルヘッダー2本目と同じコース。

せっかくなので、8/12に見つけた
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オオハンゴンソウの話をして、先に進む。

とっ!

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今度はワタスゲデッキのやや下流にまたも黄色い影が・・・ f( ̄Д ̄)

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更に翌日の8/15。
今度は低公害バスが石楠花橋を通過した時、視界に飛び込む黄色の色彩 Σ( ̄□ ̄;;

いやぁ・・・
これはマズイっしょ。

最初にみつけたオオハンゴンソウは、小田代橋の上流、次はワタスゲデッキのやや下流、今度は石楠花橋。

オオハンゴンソウって、孤独を愛するタイプじゃないと思うんだよねぇ。
ってことは、湯川の流域、戦場ヶ原の内部にポツポツ復活してんじゃないかなぁ?

昔書いた記事を覚えてる?

忘れていた~! 三部作  水際で防ぐ


特定外来生物 オオハンゴンソウ

特定外来生物とは何か 農林水産省 (10頁より抜粋)

明治時代以降に日本に入り込んだ外来生物の中で、農林水産業、 人の生命・身体、生態系へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれ があるものの中から、外来生物法に基づき指定された生物(生き ているものに限られ、卵、種子、再生可能な器官も含まれる)で あり、同法によって下に示す規制を受ける。

特定外来生物に指定された生物は、①輸入 ②飼養や運搬 ③野 外に放つことが原則として禁止される。

笹魚≠岩魚

古来より伝う。
笹魚は谷川の飛沫を浴びて岩魚へと変ずると。。。

奥日光にも笹魚がいると思っていたのだけれど、15年目にしてようやく遭遇!!

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これが、笹魚だっ!!

これは確かに、魚に見えるな。(^^)

なんでも、飛騨の山中では雪解けの頃、太い指程の太さでタケノコの様な物が出来、これが水中に落ちて岩魚となると信じられていたとか。

ただ、中には変わり者がいるもので、『笹の芽が魚になるなんて事あり得る!?』と疑念を抱いた人もいたようで、なんと実際に解剖して、更には焼いてみて、これが魚になるわけがない!と判断を下した人がいたそうな。

迷信バリバリの時代に科学的なアプローチをかけるなんて、相当の変わり者だわね(^皿^)

ガイドさん的には、これは「虫こぶの一種ですよ」なんて話は当然したけれどさ。


なんてのは、常連さんとの刈込湖ツアーの一幕。

笹魚を見つけて、思わず『おぉ~~っ!!』とテンション上がっちまったい(笑)

その他、ツアー中のあれこれ。

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刈込湖、相変わらず湖水が少ないっ!
湖面がざっと2.5m~3m近く低いかも。

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そんな湖畔では、イトキンポウゲが咲き乱れ。

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お客様に指摘されて気づいたのだけれど、カワウが翼を広げたまま泳いでいるのは何故??

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咲き乱れていたカニコウモリの群落、目立つのはマスタケ。

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足元では既に色づきが始まり、

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涸沼ではオヤマリンドウが咲く、と。

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小峠ではダイモンジソウが咲いていたんだけれど・・・

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周辺のベンチ廻り、笹刈しなきゃダメじゃね? これ。

 


笹マニア事典 ササウオ

珍しくダブルヘッダー

オイラにしては珍しくダブルヘッダー。

通常は一日一本しか受けないのだけれど、午前の帰着時間と午後の出発時刻が明確で、かつコントロールできたからね。

午前は、オイラ的夏のオススメハイキングコースである千手の森歩道

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予測通り、マルバダケブキが見頃♪


取って返して今度は湯滝→赤沼へ。

その途中、小田代橋の上手で発見。

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こ、これはっ!!

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オオハンゴンソウではないかっ!

・・・やばくね?

今日も今日とて・・・

今日も今日とて一日ツアー!

夏に人気のモーターボートで中禅寺湖を疾走すれば、

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今日も今日とて行く手は青空、

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振り替えれば鈍色の空。

 

今日も今日とて、湖水は少なく

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白岩はいつにもまして輝いて。

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されど、上野島が繋がるほどではない。

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陸地と繋がったのは、俵石。

・・・Σ( ̄△ ̄|||)
人がいる・・・先を越された・・・

 

今日も今日とて、ガイドネタはその時次第。

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ナガバノコウヤボウキに飛来したマルハナバチと、

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ミヤマクワガタの雌。

そして、今日も今日とて
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1002号線沿いに現れたツキノワグマ。

という記事を、バックデート更新する。

今日も今日とて昨日とて、連日忙しかったのでございます。m(_ _)m

ここはタヒチ、  では、ありません。

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こんなポスター、見たこと無い?
右下には

時を忘れさせる、さざ波。照りつける太陽、生い茂る緑。
気がつけば、パレオを腰に巻き、楽園の誘惑に酔いしれているかもしれません。
世界から切り離され、ひっそりと隠れることができるこの大自然は、きっとあなたの心を丸裸にしてしまうことでしょう。
そこはまさに、芸術家ゴーギャンが想像力の全てを燃やしっ尽くした、地上最後の楽園タヒチ!!
・・・のような日光です。
ここは、奥日光 中禅寺湖 千手ヶ浜

なんていうキャプションが。

確かに千手の眺めは素晴らしい。
日光という地名の由来もこんな眺めが由来とさえ言われるのだから。

でも、夏の千手の魅力はそれだけじゃないんだな。

オイラ的オススメは、千手ヶ浜から西ノ湖へと続くハイキングコース、通称:千手の森。

なぜ夏にオススメかと言うと・・・

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こんな歩道だから。
夏向きでしょ?

え?理由がわからない?? (◎△◎)

この森は、木漏れ日の森なわけだ。
という事は、頭上には木々が枝葉を広げている。

ならば、真夏の暑い日差しも、夏にありがちなパラッとした通り雨も、木々が受け止めてくれる。

更には、足元はほぼフラットな土道。
足にも優しく、登りがないから汗をかく事も少ない。

ね?夏にうってつけでしょう?


しかも、それが8月なら更なるお楽しみが♪

ある年に訪れた女子中学生とお母様にこのコースをご紹介したら、後日お子さんから丁寧なメールが。

【白いお花が一面に咲いていて、まるで御伽の国に迷い込んだ様でした。。。】

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きっとその娘が見たのは、こんな景色。

今日、コースを見て来た限りでは、来週あたりから、白と黄色の花畑が広がるんじゃないかなぁ?

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白い花畑の素。

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黄色い花畑の素。

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ひまわりみたいな花畑の素。


そうそう!
来週と言えばオイラ、千手の森歩道のガイド依頼が入ったんだっけ!

8/12の午前中、ご一緒にいかがでしょう?

〈時間〉 8:30~12:00過ぎ
〈行程〉 赤沼=低公害バス=西ノ湖入口~西ノ湖~千手ヶ浜=低公害バス=赤沼
〈料金〉 4,500円/一人(小西宿泊者2,700円)
〈募集〉 残り8名

 

という、超遠回しなツアー告知記事ww (^τ^)ゞ
だって、昨日の時点で決まっていなかったんだもの。


同じような内容を真面目に書くと、こうなります (^皿^)

地域ガイドのお仕事

小田代原のノアザミ、来ました!

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見頃です。

いつもの所だけではなくて、
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展望台の位置からも、見事なノアザミの絨毯が。

なんて写真を職場のロビーに掲示しておくと、
『今日歩いたけれど、こんな場所無かった!!』

・・・視点を変えると、見える世界も変わって来るんですよ?

そうねぇ、例えば木道面ギリギリまで視点を下げてみるとか。


でも、僅か二日で随分と状況が変わったでしょ?

他にも、二日前にはまだ蕾だった
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小田代と泉門池の間のコバノイチヤクソウが咲き始めていたり、

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戦場ヶ原小湿原のコオニユリが咲いていたり。

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ホザキシモツケもいいい感じだったなぁ。

今回は、ちょっとしたリクエストがあったので、たまたま行ってオイラもビックリさ。

今回のリクエストは、同じ湯元のお宿に努めているスタッフの方から、

もっと奥日光の事を知ってお客様に伝えたいので、小田代→戦場ヶ原を案内して貰えないか。

と言うもの。
ガイドと言うと、とかく道案内と思われ勝ちなのだけれど、この奥日光エリアに関しては道案内だけのガイドって殆どいない。

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色々とお見せしたり、五感を使って体験して貰ったり、あるいは背景にある歴史や自然の仕組みをお話したり。。。

まさに、「視点を変える」そのきっかけを提供する為の物。

少なくともオイラのガイドはそれを目指してる。


ただ、これをやったからと言って、宿の売り上げが上がるわけじゃないんだけれど・・・

だって、案内した相手のお宿には、奴がいるのだものww

しかも、先日遊びに行ったら、こんなチラシがあるわけで。

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ガイドツアーの魅力を知ってもらっても、オイラに流れてくることは無いっ!


でもさ、地域のガイドの役割の一つって、こんな事だと思うんだ。

旅行者を受け入れる立場の人たちが、まずはその土地の魅力を知らなければ、地域の活性化なんて進まない。

でも、仕事してると、そのエリアの魅力を体験できる機会が限られてしまうし、情報を入手する事さえ怪しくなってしまうのが実情。

その差を埋められるのが、フィールド内を行き来する地域内ガイド。

せっかくこのエリアで活動しているんだから、自前の収益全てで考えるようなミミッチイことじゃならんと思うのです。


とは言え、収益大事!

ある程度は収益上げないと、活動さえ覚束なくなってしまう。
この仕事、普段からのフィールドでの蓄積が必須でさ。
それが無いと、誰が来ても同じ事しか喋れない、テープレコーダーの様なうっっっす~~~いガイドになってしまうんだ。

そんなわけで、告知~。 (=○=)

8月14日に 戦場ヶ原のガイドが入っています
貸切設定はされていないので、追加参加者募集中で~す。

小田代ノアザミ、来るよ!

日付変わっちゃった。。。

眠いのでサクッと更新。
昨日は常連さんからのリクエストで、戦場&小田代5時間コース。

160714_odasiro

週末から週明け頃かなぁ?
小田代のノアザミが来るよ。
この三連休は天気も悪く無い予報。

奥日光に来るなら、チャンスチャンス♪

今回は雨だったので、マクロレンズしかなく。
ガイドの合間に撮った3枚をオマケに貼り付けてオシマイ。

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クガイソウ、開花進むも見頃はまだ先。

160714_turiganeninjin

二日前は無かったと思うツリガネニンジン。

160714_hozakisimotuke

全体としては、まだ5分咲き?
湯川沿いがかなりキレイになって来たホザキシモツケ。
個人的にはこんな状態も好き。

昨日と一昨日のネタが未処理。
あぁ、ネタが溜まっていく~。

植物の先生付きガイド

160711_yunoko
今日は気持ちの良い青空♪

一昨日辺りに飛び込んできたガイド依頼で戦場ヶ原へ。

160711_kousi但し、先方は植物観察を趣味としていて、植物の講師が同行しているという・・・

なんて無理ゲー ( ̄△ ̄;;
しょっぱなからハードル高いっちゅうねんっ!!

その時に見られたものを色々160711_dokuzeri
小湿原にてドクゼリ

160711_mizuti
青木橋下や小湿原でミズチドリ

160711_mousengoke
小湿原にてモウセンゴケの花

160711_waremokou
小湿原でワレモコウとアキアカネ

160711_baikeisou
小湿原にてバイケイソウ

160711_yagara
大木が倒れた辺りでオニノヤガラ

 

 

160711_ibukitoranoo

意外や意外、皆さんイブキトラノオの花の香りを知らなかった!
あれは・・・ 一度嗅ぐと二度三度と嗅ぎに行ってしまう香りなのに。

とりあえず、参加者の皆様楽しそうだったし、植物の先生からも「参考になりました」ってコメントを頂けた。

無事成こ・・・

【参考になりました】ってコメント、怖いよぉ。。。 (´;ω;`)

どんなガイドでも、他人のものは参考にはなるんだ。
良いガイドは当然、悪いガイドであっても。

・・・さぁ、どっちだっ??

ってのを湯滝でご飯食べながら更新。
これから奥日光ファンクラブのミーティングへ突撃~!!

キスゲ平から英国大使館へ

今日は朝方青空が広がっていたので、一路霧降高原へ。

狙うは、青空に咲き誇るニッコウキスゲの群落!!

・・・

160701_gas
・・・まぁ、こんなもんだよね・・・

暫く待っていたら、ガスが晴れて来た♪

160701_hareru

さぁて、下山しつつ撮影撮影。

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今、一番多いのは天空回廊の展望デッキ11番の辺り。

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これで青空だったらなぁ・・・なんて思いながら撮っていると、

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またガスが出る、と。( ̄_ ̄)

今日はずっとこんな感じで、

160701_ereag

中部のG付近。

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下部のD付近へと。

レストハウス付近は流石に盛りを過ぎているけれど、歩いて登れる人なら、あと1週間は十分に楽しめそう。

ただ、今日もかなりの人が歩いていて、先週の土日は朝7:30に最寄りの駐車場が満車になったらしいので、シャトルバスをうまく活用してね。

 

なんて歩いていたら、向かい側から

『あっ!』 m9(・o・)

記憶検索。ヒットなし!これは・・・撤ta 『百名山のっ!!』

逃げそびれたorz 悪さが出来なくなっていくぅ~。。。

せっかくなので、名刺をお渡ししようとしたら、車の中。
レストハウスに預ける約束したので、レストハウスへ行くと。。。

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この前の野鳥のCDが特価で販売されている!!
初回仕入れ分のみのディスカウントで、かなり売れているそうだから、チャンスはこの週末くらい?

横に書籍も扱いがあったんだけれど、

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真ん中の【とちぎの野生動物】は、研究者の共同執筆な感じなので、普段知る事が出来ない生態なんかが記載されていて面白い。
章によってはちょっと固いけれどね。

別の意味で面白かったのは、となりの【野鳥おもしろ図鑑】。
どう面白いのかはちょっと説明しづらいけれど、『図鑑を見ても鳥の名前と特徴が覚えられない!』なんて人は手に取ってみると良いかも。


そこから下山して、チロリン村で今季初のかき氷♪

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抹茶小豆は中にも隠れてた♪

で、奥のカウンター上にはこんなもの。

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【氷室のしずく】
なんとね、天然氷を溶かした水で作ってるんだって(笑)
思わずツッコミ入れたら、製造元は徳次郎氷を扱っている千葉の方のお店だそう。
なるほど。なっとくだ。


そんなこんなで午前中が終わって、午後は予定通り英国大使館でスコーン食べてきましたよ。

けど、長くなりすぎるので、英国大使館は次の記事で。

そんな感じが今日の仕事(笑)
なんて知人にメッセージを送ったら、

【いい仕事じゃのーう】と返って来た。

オイラもそう思う(^皿^)

でも、ここに辿り着くまで、結構大変だったのよ。
しかも、今はオイラだから許されているのであって、余人が同じ事をしたら大変。

ただ、地域的にはきっと必要な事だと思うんだよね。

さて、これをどう仕組みとして残していくか、なんだよな。。。


霧降高原キスゲ平園地

チロリン村

四代目徳次郎